説明書の日本語が怪しいのにAmazonベストセラー1位! 妙にハイテクな「耳かき」で耳の中の映像を確認したら…止まらなくなった

何ごともそうだが、他人が良いと言ったからといって、自分もそう感じるとは限らない。分かりやすいのが、Amazonや楽天市場のレビューだ。「利用者の声」が絶賛の嵐だからといって、誰にとっても満足できる商品とは限らないだろう。そして逆もまた然り。

──ということを踏まえてお伝えしたいのが、私がAmazonで購入した耳かき『Plaisiureux 耳かき カメラ 高画質 みみかき 耳かきセット 耳掃除 写真撮影 マイクロスコープ』である。これが正式名かどうかは不明だが、こちらの商品は「AndroidやWindowsで自分の耳の中を見られる」というのがウリらしく、私が発見したときにはAmazonベストセラー1位(2018年11月9日時点)であった。

そのときのAmazonでの価格は1890円。「耳かきの割に結構するな」というのが率直な感想だったのだが、なんか面白そうな予感もする。「どうしよう。買ってみようか。やめとこうか。自分の耳の中を見たいけど、高いしなぁ」と悩んだ末に……ポチっ

数日後、小さな箱に梱包された商品が届いた。まるで茶封筒のような箱で、両サイドがセロハンテープで留められている。商品名はどこにもない。どこかシンプルすぎる気もしたが、とにかく開けてみよう。

説明書の下には、ケーブルっぽいものがあり、スコープっぽいものもあり、金属製の耳かきっぽいものもある。このケーブルっぽいものをスマホやらPCに接続し、同時にスコープを耳に突っ込むことで、耳の中が見られる仕組み。

なお、この耳かきはiPhoneには対応していないので注意してくれ。

いや、そもそも! AndroidならすべてOKというワケではないようだ。というのも、説明書を見てみると『よくある質問』の一番上に「問題1:アンドロイドで画像が見れません」という質問が……。ちなみに、それに対する回答は以下のように記載されている。

「当状況は一般的に、携帯は OTGまたはUVC 機能をサポートしないのが原因で、購入する前に、カスタマーサービスに問い合わせしたりまたは自分の携帯状況をネットでご確認ください。(原文まま)」

──「購入する前に」ってことを説明書に書かれても、説明書を読んでいる人は購入済みだろと軽く突っ込んでしまったが、そういう問題じゃない。書いてある内容がどうこう以前に、何かおかしい。どこか変だ。違和感に導かれるまま、次の『よくある質問』を読んでみたら……

「問題2:耳鏡の先端には熱くになります。
回答:本製品は人体の温度よりやや高いので、人体には障害がなく、敏感な方は間歇的に使用することをおすすめします。(原文まま)」

──「先端には熱くに」をはじめとして、いろいろと日本語が怪しい。これは……もしや……!

やっぱりな

思った通りだ。箱の段階で何となくそんな気はしていたが、やはり中華製であった。はい、詰んだ……と思ってしまったのだが、実際に使ってみると決してダメな商品ではなかったのだ

かといって、「さすがAmazon1位やで」と感じたワケではない。つまるところ、多くの商品と同様に「この点は嬉しいけど、ここは改善してくれたらありがたいな」というポイントがあったということ。以下でそれをまとめてみよう。

・使ってみて「さすがAmazon1位」と思った点

何といっても、自分の耳の中を自分の目で見られるという点だろう。これはかなり画期的と言えるのではないか。私の場合、自分の耳の中を見るのが初めてだったというのもあるのだろうが、やり出すと止まらなくなった。「気持ち悪っ!」と言いながらも、見続けてしまう中毒性。あれは何だろうか。

また、耳の中の毛までしっかりと映し出されており、「見にくい」と感じることはなかった。その点も、中毒性を加速させたことは言うまでもない。

・使ってみて「改善して欲しい」と思った点

まず気になったのは、検証したAndroidでは反応しなかったということ。すべてのAndroidがどうかは分からないが、少なくとも私が試した社用Androidでは映像も画像も全く映らなかった

結果的に、商品に対応しているOSのPC(Windows 2000 / XP/ 7 / 8 / 10)に接続して、ようやく見られるようになったということは記載しておきたい。そのような経緯があったので、ほぼすべてのAndroidで確実に見られるようになったら……というか、iPhoneにも対応してもらえると嬉しいと感じた次第。

また、商品への慣れというもあるのだろうが、耳アカ発見から除去までがもっとスムーズに出来たら最高だ。というのも、先端に取り付けられるアタッチメント式の耳かきが使いやすいかというと……

商品を初めて使った私の場合、「耳かきとしてなら、100均で買ったものの方が使いやすいかも」というのが正直な感想であった。アタッチメント式じゃない耳かきも付属しているのだが、当然ながらスコープの先端に取り付けられない。しかもなぜか金属製。

したがって、それらの耳かきを使う場合は、「スコープを耳に入れる → 耳アカ発見 → スコープを耳から抜く → 金属製の耳かきを耳に入れる」という流れになるので、映像を見ながら耳アカを取れるわけではないのだ。

それから説明書にもあったが、スコープの先端が熱くなるというのは、検証時も確かに起きた。私の場合、使用に支障が出るほど熱くなったわけではないが、「体に入れる商品なのに、これ大丈夫か?」と思ってしまったのは事実。

──以上。ざっとこんなところだろうか。ひと言でいうならば、「楽しいけれど、不便なところもある」という印象。かゆいところに手が届く商品ではないが、斬新で面白く、使っていると妙にクセになる。それらを考慮すれば、中華製らしさが凝縮された耳かきと言えるかもしれない。

参考リンク:Amazon
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

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Source: ロケットニュース24

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